先週末、お待ちかねのお一人万博に行ってきました。
初回は子供たちといたのですが、なんせ予約もとれず、楽しみ方もわからず不安だったのですが、今回は2回目ということもあり、予約がなくても楽しめることを知っていたし、1人だしとても気楽に行けました。
前回は、人気のアメリカ館もフランス館も行けなかったので、今回は2時間並んでもどちらか一つは行こうと意気込んでおりました。
並ぶ覚悟で、急遽前日に折りたたみ椅子と本を持って行ったのは大正解。
2時間、何もせず棒立ちはさすがに辛い。
帽子も被っていったが、念の為日傘も持って行った。こちらも大正解。
やっぱり日差しは体力を奪われる。
椅子、本、日傘、そしてつじさんの非公式マップの4つはかなり重要アイテムでした。
特にお一人様は待ち時間の潰し方が重要で、椅子と本はぜひご用意いただきたいです。
平日11時入場ではあったが、1時間ほど待って11時半には入場できました。
パビリオンに並ぶ覚悟はできてるが、入場ゲートの待ちは若干ストレスを感じるものです。
前回もそうだったのだが、私は勘が悪いのか今回も遅い列に並んでしまったのです。
入場の際は、20箇所ほどありそうなゲートに並ぶのですが、なんとなく早く進みそうな列を選んだつもりが、両隣の列はどんどん進んでいくのに、私の列だけなかなか進まない。
だけってことはないのだろうけど、そんな気がするのです。
隣の列に私よりあとに並んだボタニカル柄のスカートの女性が、すでに私より数メートル前にいる・・・というふうに隣の目立つ人の進み具合に目が言ってしまうのです。
そして、並ぶ際に、なんとなく隣の列にしようか悩んだのですが、家族4人連れの後ろに並んでしまったのです。
家族連れの後ろが嫌ということではないです、が、なんとなく、隣に移ろうか一瞬迷ったのです。
なんとなく、お父さんの声が大きのがしんどかったのです。
ウロウロするのもみっともないと、親子連れの後ろに並んだのですが、どうやら泊まりの旅行で来ているようで、万博は2日目のご様子。明日もどこかに遊びに行くご様子。
どうやら、下のお嬢さん(小学4年生くらい)が少々、お疲れなのか、見かねたお父さんとお母さんが
『大丈夫?』『帽子被りなさい』『座ってなさい』『しんどいの?』『お茶飲む』と代わる代わる聞くたびにお嬢さんは
『大丈夫』『大丈夫って言ってるやん』『しんどくない』と答える。
確かに、入場の列に並んでるだけなので、つまらなさそうではあるが、しんどそうでもない。
それでも、ご両親は
『しんどいなら言いなさい』『だから言ったじゃない』『無理したら明日遊べばいよ』と言う。
やっぱりお嬢さんは
『大丈夫〜』『しんどくないってば〜』と答える。
炎天下の中、そのやり取りを何度も繰り返されると
『大丈夫って言うてるやん!しつこいなぁ!!耳の穴かっぽじってよう聞いとけ!大・丈・夫!!大丈夫ってさっきから何辺も言うてるやろが!!』
と、娘さんの変わりに言いたくなるのでした。
そして、お父さんもお疲れなのか、もうそれはゴジラの吐息ですか??ってくらいの、もう白い何かが見えそうな大あくびを繰り返すのです。
声も体も大きい見ず知らずのお父さんの大あくびを、私は吸いたくないのです。
もちろん実際何も見えてませんし、臭いません。
それでもあまりに腹の底から大きく吐き出されるあくびは、こっちまで漂ってくる予感を感じさせるのでした。
そんなこんなで、自分の勘の悪さを恨みながら親子と一緒に入場し、ようやくサヨナラしました。
若干の入場ストレスを感じつつも、中に入ってしまえば、そこはもう私にとっては歩いているだけでも楽しい空間なのです。
何も食べてなくても、パビリオンに入っていなくても、一人で万博に来ているというだけで、私にとっては十分楽しいのです。
子どもが生まれ、育児に家事に仕事に・・・人並みに追われてきました。
最近、ようやくまた自分の時間が取れるようになり、一人で外出できるようになり、一人で万博に来れるようにまでなったと思うと、なかなか感慨深いものです。
子どもが小さいときは、子どもを置いて一人で遊びに行くというのはなかなか罪悪感がついてくるのです。遊園地や万博みたいな子供も楽しめるところならなおさら。
子供たちとは先日行ったし、また今度もう1回一緒に行こうと話してる。
私が一人で行くことを快く送り出してくれる(そもそも子供たちは学校)。
とうとうそういうの気にせず出かけられるようになったことがとても嬉しいのです。
そして、こうして書いてみると、ちょっと淋しいのでした。
お一人様万博①

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