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私が屋台が嫌いな理由・前編 | おひとりマーチ

私が屋台が嫌いな理由・前編

突然ですけど、私は屋台が嫌いです。
こんなこと言うと、報復が怖いです・・・。

そういうところ。そういうところが嫌いなんです。

誰にも頼まれてないけど、嫌いになった実体験を紹介します。ブログってそういうもん。

①甘栗屋さんの夫婦喧嘩

それは、初詣だか花火大会だか。
まだ幼稚園くらいの長男と屋台に甘栗を買いに行ったときのこと。
『甘栗一つください』とお金を差し出す幼い客に、目尻を下げてニコニコお金を受け取ってくれるおじさん。
子どもは大人みたいにお金を渡したりするのが好きです。
よくわかってくれてるおじさん、短い腕を伸ばす息子に嫌な顔せず、反対側からおじさんも腕を伸ばしてくれる。
隣で栗をかき混ぜながらスコップみたいなので、赤い袋に栗を詰めてくれる奥さんであろうおばちゃんに
『ちょっとサービスしてやれよ♪』とご機嫌なご様子。おじさん優しい。
『もう最初からサービスしてるよ』とおばちゃん。
あ…。気まずい空気。
『ちょっとくらいおまけしてやってもええやないか』とおじさん。
『もう最初からいっぱい入れてるよ、そんなことしてたら商売にならんわ』にこりともしないおばちゃん。
一瞬、おまけしてくれるのかと、驚き喜んだ私の笑顔も、今更どうにもできない。最高に気まずい。
聞こえないふりが無理なくらい目の前で、私達の甘栗が原因で謎の夫婦喧嘩が。
ぶつくさ言いながら後ろに引っ込むおじさん。弱い。
にこりともしないおばさんから甘栗を受け取り、『ありがとう』とお礼を言う私達親子。
息子も喧嘩の内容はわかってないかも知れないけど、目の前でお店のおじさんとおばさんの喧嘩が始まったことは気づいているだろう。
なんなんだこれは。
お金を払って気まずい空気に巻き込まれ、にこりともせんおばさんにお礼を言って…。
冷たい甘栗とおじさんの優しさだけはしっかり受け取りました。

②客と喧嘩するばばぁ

ディズニーとか、サンリオとかのキャラクターの押せばプープー鳴るマスコットと、スーパーボールとか丸いゼリーみたいなのが、小さなプールの中をくるくる回ってて、それをポイで掬って、スタバみたいなカップに入れてくれる、子どもに人気の屋台。
子どもに人気ってことで、もちろんターゲットは子ども。いい大人が500円も払ってプープー鳴る人形を欲しがったりはしない。たぶん。
キャラクターのマスコットは、もらえるのは1つ。
10個掬っても持って帰れるのは1つだよ。でも0個でも一つはあげるからね。ってこと。
つまり、500円でプープー鳴るマスコットを1つとスーパーボールやゼリーをカップ一杯もらえるわけだ。
それは、構わないよ、お店だってキャラ物はコストがかかる。
親にしてみれば、500円のゲームは安くはない。
食べ物なら腹が膨れる、UFOキャッチャーなら10分位は遊べる、上手くいけばなにか持って帰れるかも知れない、プリクラなら15分は遊べて必ず1枚は記念写真を持って帰れる。
マスコット掬いは、500円払ってプープー鳴るマスコット1つ。なんなら他のスーパーボールや、ゼリーは家に山ほどあって、もういらない。
それでも、掬う楽しみがあるから、子どもがやってみたいと思う気持ちはよくわかる。
僕なら上手にたくさん取れるかも知れない!と、子どもはその可能性にワクワクするのだ、かわいいじゃないか。
親はせっかくだから楽しませてあげたい、体験させてあげたいと思うから、500円払う。
プープー鳴るマスコットに払うわけじゃない。掬う体験代なのだ。
子どもが流れてくるマスコットに狙いを定め、ポイを水につけ最初の1掬いでなんとポイはみごとに破れるのだ。
それはもう取り返しのつかないくらい。
私の子どもの頃の金魚すくいなら、少し敗れたって反対側を使ったり、なんとか残った紙の部分とポイの縁を駆使してまだ頑張らせてくれたものだ。
それがたったの1掬いで縁しか残らないのだ。
驚きと悲しみで後ろを振り返る子ども、驚きと驚きで呆気にとられる親。手の持ったスマホのシャッターチャンスもない。
間髪入れずに『はい、残念。1つあげるよどれがいい?』と迫るパンチパーマのばばぁ。
1つも掬えなかったのに、1つもらえてありがたい、しかも選ばせてくれる…と、納得せざるを得ない親子。
その背中はがっかりを体現している。500円が一瞬にして消えたのだ。
しかも、傷ついたのだ。それならもう、溝に500円落としたほうがまだマシだよ、傷つかない。
体験させてあげたかったのだ。取れなくったっていい、惜しかったってのを。取れるかも知れないっていうワクワクを。
それすら与えてくれない。
無下にされた子どものワクワクが可愛そうだよ。あんまりだ。
あんたが下手なだけやろ?って言い分を私は聞く気はないぞ!
その時、私と同じようなことを思っていたであろう客とばばぁが喧嘩し始めたのだ。
また、喧嘩だ。
きっと、私が心の中で思ったことを、その人は口に出したのだろう。
『気に入らんのやったら、帰って。やらんでええよ。さっさと向こう行って』と、子供たちの目の前で、ポイを渡す手、カップにゼリーを詰める手を止めずに言い放つばばぁ。
慣れてる。このばばぁ慣れてる。
こういう状況に慣れてるのだ。いつでもどこでもこんなことをしてるのだこのばばぁは。
もちろん悪びれる様子などない。金のためなら目の前の悲しむ子どもの姿など屁でもないのだ。
回転率のために、一瞬たりとも子どもに夢を見させない。
スカッとジャパンならここで、目の前の客が全員立ち去るところだか、現実はそうでもない、誰も、立ち上がらない、立ち去らない。ばばぁの勝ちだ。
500円払って傷ついて帰るのはイヤだ。『わはははは、全然取れなかったね〜』と笑い飛ばせる器も持ち合わせてないことは自分でもわかってる。
だから、私は傷つく前に、不快な思いをする前に近寄らないことにした。覗かない。まっすぐまっすぐ前を見て素通りするのだ。(いよいよ祭りの楽しみかたがわからない)
ばばぁも商売、もちろん稼いで貰ったらいい。ただ、金は払ったんだからその分は楽しませほしい。
水の中に2・3回は浸けさせてあげてよ。惜しい悔しい、あとちょっと。掬うという体験をさせてやってよ。マスコットは1つでいいよ。ちょっと楽しませてあげてよ。
まぁ、それをわかったうえでお金を払ってる人もたくさんいるのかも知れないけれど、私は器が狭いので避けることにしました。

③こなこなの粉もん

タイトル通り、お好み焼きが全然焼けてない。
こちらも回転率をあげるためか、しっかり焼かずにどんどん提供されるため、中が生焼けで粉っぽい。
単純に、美味しくなくて、非常に残念です。
その場で気づくわけじゃないので、引返して文句を言うのも面倒だし、こんなもんか、という諦めもある。

④相手みるじじぃ1

子どもが買いに行くと、焦げて縮んで冷えたゲソ渡してくるイカ焼きのじじぃ。
絶対相手見てる。

⑤相手みるじじぃ2

子どもは当たり物が大好きだ。
絶対当たるはずもないゲーム機や夢のような大きなぬいぐるみを餌に子どもをおびき寄せる。
何年か前に問題になったよね、高価なゲーム機が絶対に当たらないようになってるくじ引き。
スマホが普及し、誰でも簡単に動画で記録が出来るようになり、怪しいと思った大人が大金を叩いて悪徳屋台を摘発したのは記憶に新しい。ちゃんと警察沙汰になって、ニュースにもなり問題提起されましたね。
私が見た当たり物やのじじぃ。
子どもに番号が書かれたくじを引かせ、出た番号に適当に景品をつけるじじぃ。
店頭に並んでる景品には最初から番号はついていなくて、子どもが引いた番号にじじぃがその場で
『はい、98番ね。98番はこれ』と、適当に景品を渡すのだ。
しばらく見ていても、じじぃは適当に選んでるとしか思えない。はじめから番号と景品は繋がってないのだから、当たりもクソもない。じじぃの気分次第なのだ。
じじぃがガキ大将タイプと見抜いた子には、剣や鉄砲など子供心をくすぐるおもちゃを渡し、狙い通り大将がみんなの前で自慢をすれば、次から次へと羨ましがった子供たちがやってくる仕組みだ。
気の弱そうな、おとなしそうな子どもには、遊び方も不明なプラスチックのなにか。
『はい、128番ね。』と、目の前の寿司の形をした消しゴムを渡すじじぃ。
オマエ絶対128番も景品覚えてないやろ!!絶対今決めたやろ!!
なけなしのお小遣いを叩いて消えない消しゴム握らされて。こんな単純なからくりに子どもは気づかないものなのだ、かわいいもんだ。泣ける。
じいさん、ひどいじゃないか!!と言ってやりたいけれど、証拠もないし、屋台のじじぃは怖いので黙って遠くから見ていました。

思い出しながら書いていると、色々と出てきたので、前編・後編に分けて書こうと思います。
数あるモヤモヤ体験の中で、今も思い出しただけで腹クソ立つ兄ちゃんがいるので、それは後編で。
それと、最近めちゃくちゃヒットした屋台も紹介します。←全然懲りてない(笑)。

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