親愛なるルンバくんが壊れて、早1ヶ月ほどなる。
ルンバなしでは生きていけない。
既に1ヶ月生き伸びているが、大袈裟に言ってそれくらい頼りにしている。
家族の中で一番信頼できるのはルンバだ。私の相棒。絶大なる信頼を置いている。
大袈裟に言ってそんなところだ。
そんなルンバくんが壊れた。
エラー26。
フィルターが詰まってるという話だが、フィルターを掃除しても治らない。
嫌な予感を抱えながらネットで検索すると、エラー26にはどうもフィルターを交換するだけでは解消されない厄介なパターンがあるよう。
YouTubeで解消法を検索したが、自己責任で分解するしかないようだった。
責任感のない私は自己解決の道は諦めた。
残るは修理か買い替えの道。
まだ買い替えを検討する時期でもなかったので、当然まずは修理の道を進むわけだが、家電製品の修理は面倒な道のりである。
①さて、保証書はどこだ?
②保証期間は?過ぎてる?
③で、どこに連絡するのだ?
④無償か有償か?
⑤有償ならいくらくらいかかる?
⑥まさか、1回送って状態を見てもらってから見積もりがくるパターン?
⑦そして、修理しない場合も送料と調査料がかかるパターン??
⑧送るとなれば梱包資材はどうする??
と、あらかた想定できる面倒だけでも⑧つもある。
そして、1発目の保証書で行き詰まる。
保証書をちゃんと保管している気がしない、そんな自分を表沙汰にするのも気が進まない。
結局、1ヶ月の間、週末ハンディ掃除機で掃除をしていた。
柴犬の毛があまり抜けない時期だったのが幸いした。
絶賛換毛期であれば1日たりとも空けず掃除機をかける必要がある、だからルンバくんが必須なのだ。
毎週手帳の今週やることリストに【ルンバ修理依頼】と書いたが、ようやく昨日アイロボットにメールをすることに。
修理の依頼方法を見つけるだけでも苦労した。
機種は?製品番号は?購入店舗は?購入日は?
めんどくさい。
ルンバを楽天で数年前に買った。
それ以上のことは知らん。
半分以上開き直りで適当な情報を送ろうとしたが、やはり購入店舗、購入日くらいはちゃんと確認するかと、楽天の購入履歴を探った。
2022年の12月にアイロボット公式から購入していた。2年半前か。
私はもう2年半もルンバくんに楽な生活を送らせてもらっていたのか。本当に感謝しかない。
しみじみしながら購入履歴を見ていると、ルンバと一緒に【楽天あんしん長期保証】なるものを購入していた。
これは、任意で購入する保証だ。
ナイス私。あの時の私ナイス!
どうやら、メーカー保証とは別に5年間の保証に入っていたようだ!しかもたったの3,200円で!
私のことだから、きっと任意の保証3,200円には悩んだはずだ。だけどあの時の私、ほんとによくやった!ナイス判断!
そして今、真面目に修理を申し込もうとした私、エライ!
早速メールで2年前の注文番号、故障状況を簡単に記載し、修理を依頼した。
今日の夕方返信が来た。
送った情報だけでは確認ができないので、詳しく教えてくれと。
注文番号で購入商品から店舗、住所、カード情報まですべてわかるはずだろうに、少し不安になる。
どうやら、保証登録番号なるものを問われている。
嫌な予感がする。
購入した楽天あんしん長期保証の詳細を見ると、購入後1週間程度で保証に関するメールが届くのだとか。
そんなもの確認した記憶もなければ、何かの手続き、登録をした記憶もない。
まさか、購入しても登録をしていないと保証できないとか??
まさかだよな、楽天さん。
例え私がそれを怠っていようと、あんたんとこのパソコンであたしが保証を買ったことは確認できんだろ?
まさか、『小さいですが、ここに【1週間以内に登録されない場合保証できません】と書いております』なんて言うんじゃねぇだろうな??
鼻息荒く焦っている私。
メールじゃ埒が明かねぇ。電話するぜ。
こういうところに昭和の人が出る。
わからないことがあったらすぐ人に確認したいと思うのだ。
調べるとか読むとか、AIとかメールとかじゃなくて、知りたいことをピンポイントで今すぐ人間に答えてもらいたい。そう思ってしまうのだ。
最近の若い子は違うらしい、人に確認するよりAI相手に聞くほうがいいらしい。
AIはとてもとても便利だけど、こういう時は、そうじゃなくて・・・。とか、で、私の場合はどうなんの??ってなることが私はよくあるのだ。
なんか・・・書いてみると、おばさんって感じが自分でもしてきたな。
どうなんだい?楽天さん。
と、鼻息荒く電話してみると、美しい声の女声が対応してくれた。
カクカクシカジカの説明をすると、注文番号か電話番号か名前で調べてくれるという。
あれ?確か私、昨日ちゃんと注文番号をメールで知らせたはず。
実は、昨日メールをして、その内容では情報が足りないと返信が来たので、電話したことを伝えた。
女性は親切にメールを確認知てくれた。
私は、注文番号を読み上げた。すぐに2年半前の私の注文は確認された。
メールで送った故障内容で間違いないか確認してくれ、簡単に保証について説明をしてくれ、修理の申込みに必要な書類はメールで送ってくれるとのこと。
そこからは、申込書類とルンバ一式を梱包し所定の住所に送れば、修理不可の場合、修理代が保証範囲を超える場合は連絡するから、黙って3週間ほど待っとけ。
ってことだった。
12分だった。
美しい声の女性がたった12分で暗闇から救ってくれたのだ。
ありがとう。ほんとにありがとう。
そりゃそうだ。
2年以上前に送ったメールがなければ保証できない。なんて言ったらあっちからもこっちからも無駄に文句を言われるだけだ。楽天だって御免だろう。
そして、楽天さんは注文番号で何もかもわかっている。たった2年の注文履歴を管理できないわけがない。
送ったメールに記載した注文番号は下二桁がなかった。コピペを失敗していたのだ。
なんだか自分にうんざりした。
こんなことがあることは十分予想していたはずなのに、保証書の管理ができていない(そもそも保証に入っていたことを忘れていた)、修理の依頼を面倒がる、保証されない予感に焦る、自分の落ち度に気づかず鼻息を荒くする、そのクセ、窓口の女性には【自分は良識のある真っ当な客であって、クレーマーではない】を意識した声色で話す。
家電の故障はこれからも私を襲うだろうけれど、恐れず冷静に対応しようと思う。
そして、これからも痛みを伴う買い物にはしっかり保証をつけようと思う。
給湯器が壊れたら、きっと私は鬱になる。
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