週末、T夫婦とクラフトビールのイベントへ。今年で3回目。
1時間以上早く着いたので、一人ではじめておいた。1杯目は黒ビール。
なんとかという賞を取ったとか。忘れてしまったけど、大層な賞だったと思う。
T夫婦と合流後、4杯分のビール券を購入も、2杯飲んで残り2枚を失くしてしまった。
失くさないようにと、ズボンの左ポケットはよく使う会場マップと携帯、右はチケットと財布に分けておいたのに、気づいたときにはどこにもなかった。
勘違いかと思い、左ポケットも財布の中も鞄の中も探したがなかった。
テンションの下がることをしてしまい申し訳なかった。
奥さんが、とりあえずコレで買ってきなとチケットを1枚分けてくれた。
申し訳なかったがとりあえず頂いて、ビールを買い、チケットを4枚追加で買い、T夫婦に2枚お返しした。
途中、奥さんの職場の女の子とその彼氏と一瞬合流。
38歳とは思えぬCUTEさに驚いた。
小さな顔にスレンダーなボディー、シワ一つない弾けるような小麦色の肌に派手めなメイクがとても良く似合っていた。
4歳下という彼氏もとてもかわいらしい顔の感じの良いおしゃれな青年だった、とても良くお似合いだ。
38歳の時、私はなにをしてただろう?と、後悔にも似たような思いがした。
こんなに可愛かっただろうか、こんなに弾けていただろうか、こんなに洒落ていただろうか。
私と彼女は5歳しか変わらないし、5年前私も38歳だったはずなのに。
初対面のご主人とその彼氏は音楽の共通点があり、ライン交換をしていた。
初めて会った【嫁の職場の人の彼氏】という、普通なら二度と会うことがないであろう10歳近く年下の人とライン交換ができることに羨ましさと怖さを感じた。
羨ましい気持ちはそのまま羨ましい気持ち。
人見知りではないがなかなか縁をつなぐのが苦手だ、連絡先の交換という1歩を踏み出せない。
怖さとは一体何なのだろう。
交換したら連絡を取らないといけない。相手は交換したいと思っていないかも知れない。私は相手のことをよく知らない、ひょっとしたら面倒な人かもしれない。
とか、思ってしまうのだろうか。
結局はっきりとその怖さの原因はわかっていない。
かわいいカップルとも別れ、そろそろ帰ろうかという時、スマホがないことに気づく。
よく気づいたものだ。
さっき、野外ステージの前の地面に座って飲んでいたときは確かに持っていた。
座っていたあたりを探すが見つからない。
そりゃもう誰かに拾われているだろう。そして、誰かが届けてくれてるだろう、ここは日本だ。
他人のスマホを拾ったところで悪用する方法が思いつかない人がほとんどだ。
誰かが拾ってくれていたら届けてくれている。という自信がなぜかあった。
草むらに落としていたほうがよっぽど面倒だ。暗闇では今夜中には見つからないだろう。
人生で初めてスマホを失くした。
家の中でどこ行った??ってのはよくあるが、落としたり、紛失したのは初めてだ。
スマホを失くした焦りより、またT夫婦にご迷惑をかけていることと、とうとうスマホを失くすようになったことに落ち込んだ。
自分にがっかりしたのだ。
電車でも飲食店でも、席を立つときは必ず席に忘れ物や落とし物をしていないか確認する。
しかし、お酒が入っていたとはいえ、とうとうそれを忘れたのだ。と思うと、自分への信頼が薄れた。
失くすまいと大事にしまったチケットを容易く失くし、スマホを手にしてから一度も失くしたとなどなかったのに、とうとう失くし。
次男のことを言えないなぁ。情けないなぁ。
とうとうこんなことも出来なくなったのかと落ち込んだ。
コレを機に、私は今までより記憶力やら、危機管理能力やらが衰えてきているということを自覚し、より一層注意を払い生活していこうと気持ちを改めて。
こういうことを言うと、まだ若いのに。
とか、言われそうだが、こういう些細な変化を見逃すと、大きな失敗になりかねない。
一晩で2つも失くしものをし、T夫婦には大変なご迷惑をかけたと、心より反省している。
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