11.2(日)晴れ 北海道物産展へ

今日は北海道物産展に行ってきた。
子どもたちは海鮮丼をリクエストしただけで誰もついて来なかった。

北海道物産展を楽しみにするようになったのは今年からだ。
数年前までは、どうしておばちゃんはあんなに北海道物産展に興奮するのだろう?と思っていたくらいだ。
職場で誰かが北海道物産展に行くと言えば、おばちゃん達があれ買ってきてこれ買ってきてと、ロイズのチョコレートや六花亭のバターサンドなんかを頼んだりしている。
北海道物産展に行ったおばちゃんは週明けみんなにじゃがポックルを配ってくれたりする。
北海道物産展に行っただけでお土産を買ってきてくれるのだ。

昔、大阪に住んでいたんだけど、よく阪急・阪神百貨店あたりで北海道物産展があると、お昼のワイドショーに名物の敏腕バイヤーさんが出てきて目玉商品なんかを紹介していて、大層盛り上がっていた。
一度、それにつられて行ったのだが、すごい人で、なにを買えたのかも覚えていない。
でも、百貨店の催事場に簡易のお店ができていて、ラーメンなんかが食べれるようになっていたことにとても驚いた。
物産展に行ったことがなかったので、レストラン街ではないフロアに屋台ができてきいたことに驚いたのだ。
すごい行列で、結局屋台でもなにも食べなかったと思う。

そんな私だったが、去年辺りから最寄りの百貨店のインスタをフォローするようになった。
目的は北海道物産展だ。
北海道にいけないことを悟ったので、北海道物産展で手を打つことにしたのだ。
割と性に合っていたのか、今のところ虚しさはない。

そんなことで、今日も朝から行ってきた。
海鮮丼は決まり。スイーツは現地で見てから選ぼうと思っていた。
去年買ったタコのバジルソースのなんちゃらかんちゃらが今年も売っていた、これは本当に美味しかった。
だけど、少々お値段がハル。
去年、100g900円ということで、一番小さいサイズを選んだら、一番小さいサイズで300g入っており、手のひらサイズのそれだけで2700円も払うことになり、財布が痛かった。
すっごく美味しかったけれど、私にとって手のひらサイズのおつまみに2700円はかなり勇気のいる買い物だ。
買ってほしいと言った次男の手前、なんてことない顔して支払いを済ませたが、エライ買い物をしたと思った。
更に、スイートポテト。
あっちの店はケーキで言うところの1ホール1900円だったが、こっちのお店はケーキで言うところの1ピース400円だったので4つ頼んだらこれまた100g400円って話で、2つに減らしてもらい、それでもスイートポテトに2千円出した。
これがまたすごく美味しかった、すごく濃厚でまるで芋そのもの。ほぼ芋。ほぼすごく美味しい芋。
すごくすごく美味しい芋2ピースに2千円は痛かった。
量り売りは怖い。毎日のようにスーパーで買い物している私だが、100gの感覚があまりない。
100gが一体どれくらいの量なのかピンとこないのだ。
北海道マネーをなめたらいかん。それでも飛行機に乗って現地に行くことを思ったら…と自分に言い聞かせた。

初回の経験を活かし、今回はちゃんと値段表示を確かめながら買い物をした。
というか、今回は調子に乗らないことにした。
あれもこれもと買わない。試食に乗せられない。※試食したら断れないタイプ
狙いの海鮮丼と、カニの巻きずし、イカ飯、あんプルチーズパイ、かりんとう饅頭を安全にお買い上げ。
※量り売りなし!
タコのバジルソースのなんちゃらかんちゃらは試食にとどめておいた。
今回は堂々と試食だけして立ち去ることができた。
やっぱり美味しかった。すごく美味しかった。買いたかった、でも私には高すぎる。
もちろん、冷やかすつもりはない。試食は向こうから勧めてくれるので、有り難く頂戴して、ちゃんと感想とお礼を行って立ち去る。買うときは買う。
前回の私は北海道物産展初心者のくせに、いや初心者だからこその見栄もあって、ついつい食べてしまうと買ってしまったのだ。
だから、お店の人が試食を勧めてくれそうになると怖くて目を逸らして差し出す爪楊枝に気づかないふりをした。

量り売りに震えることもなく、目当ての海鮮丼も買い、デザートも買い、機嫌よく帰ることができた。
クレープが美味しそうだったが、900円〜のお値段に怯んで横目で見ながら素通りした。
1000円のクレープか〜。
ちょっと高いなぁ、買えないなぁ。いつか食べてみたいなぁ。


実家にも海鮮丼をお土産に買って行った。
母に北海道物産展に行くことを伝えていた。
昨日、『明日、北海道物産展に行くからお土産買っていきます』とラインしていた。
母も行きたいと言えば一緒に行こうと思っていた。
でも母は『お土産待ってます』と返してきただけだった。
海鮮丼は1つでいい。と。一人1つは食べられないから、と。
きっと母も昔は物産展を楽しみにしていたと思う。
私が小さい頃は、イオンのような大型商業施設はなく、家族でショッピングと言えば百貨店だった。
帰り際に食料品売場に寄るのが、嫌だった。
食料品売場は人も多いし、つまらないし、疲れていて早く帰りたかった。
待っている間、メリーゴーランドみたいなくるくる回る量り売りのお菓子コーナーで父がお菓子を買ってくれた。
派手な色のグミやキャラメル、チョコレート。
遠慮を知らない幼子の私は、袋いっぱいにお菓子を詰めた。
父はどんな顔をしていたのだろう。焦ったりしてたかな?それくらいにしとけば?と止められたかな?
そんな記憶はない。楽しませてくれたんだなぁ、ありがとう。
タコのバジルソースのなんちゃらかんちゃらを買ったとき、値段を聞いて次男は私の顔色伺ってたな〜。まぁ、幼子ではないから私のお財布事情を察したのかも知れないけれど、人生初の北海道物産展で、2700円で財布の心配をさせてしまって、私って本当にダメだなぁ・・・と反省する。
母はもう物産展に一緒に行くとは言わなかった。
別に、一緒に行く?と聞いたわけじゃないけれど、もう、行きたいとは思わないんだなぁ、お土産でいいんだなぁ、と、少し淋しくも感じた。
そして、いつか私も息子に物産展のお土産貰ったりするのかなぁ。とも思った。

そんな、日曜日。




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