今週末、自分の意志とは関係のない予定が入ってしまい、2日ともそれらに潰されそうだ。
ストレス発散の方法はみんなそれぞれあるだろうけれど、私は週末に賭けている。
半分以上、恨み節ではあるが、私は子供は一人で育てたと思っている、ワンオペってやつだ。
子供が生まれてからこの春まで、自分の時間なんて無かった。・・・というと嘘になる。
親兄弟、友人も近くに居てくれるので、私の時間はあった。
まとまった時間でもなければ、子連れでもあったが、自分が楽しめる時間は確保させていただいていた。
それでも、毎週丸一日・・・というようなことは、もう何年も無かった。
土日は子供の部活の練習や試合に潰れ、半日オフとなったとて、子供たちになにかしてやりたいと、公園や映画につれていき、のんびりだとか、私一人で出かけるだとか、そういう選択をすることができなかった。
平日仕事に出ていた私は、子供だって休みなんだから何か楽しませてやりたい、せっかくの休みになにもしないなんてもったいない。
と、勝手に思っていたのだ。
この春、次男が中学生になり、ようやくクラブ活動の送迎や応援から解放された。
そういう言い方をすると、ますます子供にスポーツをさす親が減りそうで申し訳ない。
確かに大変だったけど、もし、息子たちがなにもしていなかったら、私は毎週いったいなにをしていたんだろう??とも思う。
毎週末、当たり前のように9時から練習、練習試合や試合で土日どちらも潰れることも度々。
休みの日なのに5時起きでお弁当を作って、ガソリン代、高速代を払って練習試合…、なんて時は、ホントにもう、もっと近くに相手おらんかったんかい!?と思うことも度々。
それでも、一緒に良い経験をさせていただいたと、今は思える。
楽しかったし、頑張る子供の姿も見れ、子供も大きく成長できたと思う。
でも、今からもう一度は勘弁だ。
最近は、親が【お当番】嫌がり、子供にスポーツを指すことをためらう家庭が多いと、ホントによく聞く。
【お当番なし!!】をアピールポイントにした部員募集の張り紙もよく見る。
正直確かに、大変なところは大変だと思う。
送迎や引率だけじゃなく、監督・コーチへの気遣いだの、親同士のゴタゴタだの、親同士のゴタゴタだの、親同士のゴタゴタだの。
確かに、あることはある。
だけどそれらも、結果自分を成長させる何かにはなってくれたのは確かである。
そういう意味でも、いい経験をさせていただいたと思っている。もう1回はほんとにもういいけど。
そんなこんな、この春、次男が中学生になり、校内の部活に入ってくれたこともあり、私はすっかり楽になった。
毎週末、自分の時間が持てるようになった。週末は、私の時間になったのだ。急に。
元々、休みに休むのが苦手なこともあり、休みに自分のやりたいことを詰め込むようになった。
一人で出かけたり、友達と遊んだり、洋裁だったり映画だったり。
とにかく自分がしたいことをやる時間を毎週取れるようになり、私は週末に命がけで遊ぶようになった。
命がけは言い過ぎているが。
たとえそれが、銀行だったり買い出しだったり、家の雑務であったとて、自分のタイミングでサクッと動けるのであればチョロいもんだ。
今までは、1日試合の応援でクタクタで、それでも明日のために買い出しに行っていたのだから、一人で1時間程度でサクッと済ませられる雑務など大したことはない。
それでも時々、なんで私だけ??と思うことはあるが。
とにかく、この春から私は、週末を自分のために使うことにとても力を使っている。
そして、それが最大のストレス発散、平日の生きる糧にもなっているのだ。
だがしかし、今週末はそうはいかない。
土曜は、次男の部活の送迎で、高速を使って1時間超えのところに行かなくてはならない。
それも集合は朝8時で、解散は夕方4時…。
一旦家に帰るのは、時間的にも、金銭的にも、体力的にもなんだかなぁ…。
土曜は、自分の時間の確保は難しそうだ。
そして日曜は夫の親戚の家に…。いつぞやか、どなたかが亡くなって法要のため、親戚一同集まるそうだ。
ということで、この週末は2日とも自分の意志とは関係のないところで予定が入ってしまい、自分のために使うことは困難そうだ。
そう思うと、急に不安になってきたのが金曜の午後。
ここ最近、ずっと週末を楽しみに平日を過ごし、週末楽しむことで次の平日も元気に乗り越えられた。
それが、今週は2日ともできない上に、別のストレスを抱えそうな予感がするのだ。
こんなことでは、次の1週間が不安だし、何より、週末を生きがいにしていたのにその生きがいを丸っと失うのは解せない!!
そう思ったのだ。
金曜の就業から楽しめる自分の時間と言えば、もう映画しか思いつかない。
見たい映画はいくつかある。
何時にどこでどの映画がやってるか調べ、16時すぎに子供たちに
【お母さんは、今夜映画を観に行くことにしたので、ご飯適当に食べてください】とラインを送った。
適当にと言っても、本当に急に思いついたので、インスタントや冷凍食品の用意もしていない。
だけどもう知らない、長男は高2、次男は中1だ。
食いたければ、冷蔵庫の肉を焼くこともできるし、冷凍ご飯に納豆でも腹は膨れるだろう。
栄養??
知らんがなそんなこと。
栄養取りたきゃ自分で取れよ。今夜は風邪で食べれやんかったと思ったらたいしたことないやろ、そんな日くらいあるやろ、うるせぇなぁ。(勝手に聞こえてきた外野の声に対して)
夫にも【晩飯セルフで】とラインしておいた。
準備は整った。
終業チャイムに合わせ、そうそうに退勤。
21時までに終わる時間帯のを見たかったが、帰宅ラッシュに巻き込まれ間に合わず、最終のレイトショーで観ることに。
翌日は5時半起きなので、帰宅が午前様となるレイトショーは避けたかったが致し方ない。
せっかくなので、行ったことのないお店で夕飯を、と検索したが、ちょうどいいところが見つからず、映画館の隣のサイゼリアに行くことに。
しょうもないと思われるかも知れないが、実はサイゼリアは人生4回目。
1回目は覚えていない、2回目は豆のサラダのみ、3回目はビールのみなので、これはもう初めてと言ってもいいのではないかと。
映画までは2時間以上あったので、100均で原稿用紙を買ってサイゼリアに入った。
先日、遠く離れた友人の誕生日で、プレゼントは用意してあるのに、添える手紙が書けておらず、送ることができていなかったのだ。
開演まで、サイゼリアで夕飯を食べて、手紙を書いて時間を潰す作戦だ。
店内はそれほど混んでおらず、お好きな席に座っていいと。
一人掛けでいいのだが、とにかく人の少ない壁側が良いと探したが、6人掛けの壁際しかなかった。
少しためらったが、空いていたし、他に時間を潰しやすい席もなかったので思い切って6人掛けを一人で陣取ることに。
どうやらオーダーはQRコードを読み取ってスマホで行うようだ。
確か、前回友人とビールだけ頂いた時も既にそのシステムだったが、私達は堂々と押しボタンでスタッフを呼んだのだった。
今回もそうしようかと思ったが、なんとなく6人掛けを一人で占領した後ろめたさがあったのか、目立ちたくないという思いが湧き、頑張ってスマホで注文をした。
前に食べた、豆のサラダと水牛のチーズのピザ。
注文を進めると、最後に【ドリンクバー200円やけどいらん??】と聞かれ、まんまと追加した。
本当は、基本水しか飲まないのだから、水でいいと思っていたが、ここでもまた、開演まで長居する後ろめたさも手伝ってか、6人掛けで一人長居する客、以外悪いイメージを持たれたくない、追加することにしたのだった。
早速ドリンクバーにドリンクを取りに行く。
そこで、微妙に悩んでしまうことがある。
カバン、どうする問題。
若い頃、学生くらいの若い頃なら、堂々とカバンを置いてみんなでドリンクを取りに行った。
いい大人になってからは順番に取りにい行った。
しかし、今日はいい大人一人だ。
正直、この日本でドリンクバーにドリンクを取りに行っている数分の間にカバンが盗まれる気がしない。
だけど、その日は通帳やらキャッシュカードが入っていたのだ。
なので、いちいちドリンクバーにカバンを持っていくことにした。
盗まれる心配以外にもう一つ気になるのが、逆に
【あの人、いちいちドリンクバーにカバン持って行って…私らが盗むとでも思ってんの??アンタのカバンなんか誰も興味ないわよ】
と、思われるのではないという、謎の不安。
誰も私のカバンにも、なんなら浜野家の財産にも興味ないのは重々わかってるけど…万が一、万が一のことがあったらめんどくせぇし、逆に逆に
【あの人、カバン置いていってるやん。平和ボケ〜。昭和〜。時は令和やで〜。】
とか思われるのもあり得るかも・・・。
とか思い始めると、もうめんどくさくてめんどくさくて、ドリンク取りに行くのが辛い。
とりあえず、カバンはもってそそくさとドリンクを頂き、豆とピザを食べ終える頃には、店内が徐々に混み始めた。
金曜の夜のサイゼリア、一人客は私だけだった。そして一人で6人掛け。
店内が混み合うよであれば、スタッフに声を掛けて一人席に移ることも全然構わないが、ハイテクオーダーが問題だ。
私のオーダーはこの6人掛け席の番号と繋がっているのだ。
伝票と共に席を移ればOKとは行かなさそうだ。
そんな状況で『混み合うようでしたら席移りますよ』とは言い出しづらい。
そう簡単な問題では無さそうな上に、何しろ私は席は移る気はあるが店を出るきはない、これから手紙を書かなくては行けないのだ。
一旦会計を済ませ、席を移動したとて、新しい席でオーダーする予定はない。これは気まずい。
結局私は席の移動を申し出ることなく、堂々と1人で6人掛けを占領した。
ギリ、店内も待ち客が出るほどではなかった。
さて、腹も満たされ、友人への手紙を書き終え、持参した本を少々読んで、そろそろ開演の時間。
そこで、また難関を見つけた。
会計もセルフだった。
そして、謎めいてセルフ会計機は1台。
私は、私の後ろに誰も並ばないようなタイミングを見計らいセルフレジへ向かった。
できたら楽天Payで払いたい。
まず、注文伝票のバーコードをどこで読み取ったらいいのかわからず、どのような支払い方法があるのかわからず、とにかく最短で店から出られることを考え、現金払いを選ぶも、800円の会計に10,000円札しか見当たらず…。
と、いつもの対人レジなら多少に気まずさを感じるが、対機械なら気にならない。
堂々と1万円札を投入し、お釣りで細かく砕かれて、明日から現金が使いやすくなってラッキーだった。
そして21時05分開演のF1を観た。
F1はもちろん期待通り面白かった。
気分がぶち上がる。結局ブラピがかっこよすぎる♡。本物のF1観てみたい。なんなら鈴鹿に観に行きたい。
据え膳上げ膳でご飯を食べて、やらないとやらないとと思っていた手紙も仕上げられ、気分は上々。
なんとか、今週も自分の時間を確保する事ができた。
十分ストレス発散することができた。
終演は23時50分。
帰りにコンビニでビールを買って、家路についたのは0時30分。
ロング缶1本を飲み、風呂に入り1時30分就寝。
老体に鞭打って、なんとか今週もストレス発散ができた。
・・・。
たぶん私・・・
間違って・・・
ない。
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